2016年6月18日土曜日


【図説】GANZOブライドルカジュアル・コードバン財布レビュー!これは極上のお財布だ…!

今までAmazonで購入した4000円くらいのEDWINの長財布を使っていたあいろんです。

今回「そういえば今まで高いお財布は買ったことが無かったなあ…」と思い、
国内でも特に評判が良い老舗の皮革製品メーカー「GANZO」のお財布を買ってみました。


自分用と父の日用に「ブライドルカジュアル長財布」と「コードバン純札入れ」をそれぞれ
購入したので、合わせて紹介していこうと思います。


自分用に購入したのはこちら、「BRIDLE CASUAL (ブライドルカジュアル)長財布」。



小銭入れを別に持ち歩く父親用に購入したのは「CORDOVAN (コードバン) 純札入れ」。




国内一流皮革製品メーカー「GANZO」とは?

まずやはり「どのメーカー・ブランドの財布を買うのか」という所からスタートすることと思います。

今回購入したGANZO(ガンゾ)は、1917年に「合名会社味岡順太郎商店」として発足した
皮革小物類の製造卸販売業を行う会社が、2001年に新たに立ち上げたブランド。

国内の皮革製品ではGANZOの他に土屋鞄、万双、キプリス、ココマイスターなどが有名です。
各社のHPやオンラインストアを見てくださればわかると思うのですが、
製品が丁寧に職人さんの手で作られており、皮革製品に於いては一流ということが伺えます。

池袋の西武百貨店にてGANZOの製品が販売されており、それが購入の決め手になりました。

有名メーカーは「ライセンス品」に注意!

「ポールスミス」「バーバリー」「アルマーニ」などの海外有名ブランドも男性に人気ですが、
ここで気をつけておきたいのが「ライセンス品」の存在。

ここで言うライセンス品とは、、「親会社が中国などの人件費の工場と契約し、
比較的安いコストで大量生産している商品」のこと。

自分も実際に西武百貨店でポールスミスを始めとする海外ブランドの財布を手にとって
見てみましたが、確かにタグには「中国製」の表記があり、今回購入したGANZOの財布とは
品質には大きな差がありました。

ただポールスミスには「ポールスミス・コレクション」というシリーズがあり、
それらは日本製だったりするので、一度絶対に現物を見てみたほうが良いです。

自分はホワイトハウスコックスという海外有名皮革メーカーの財布を最初に考えて
いたのですが、現物を見たところ「ドル・ユーロ札ベースのサイズで作られていて
1万円札がスムーズに入る大きさではなかった」という点に気が付きました。

あれは現物を見ずに買っていたら失敗していたことと思います。。

GANZO:ブライドルカジュアル長財布紹介


ここからは画像付きで商品の紹介をして行きましょう。
この財布に使われている「ブライドルレザー」という素材は、牛革をタンニンで鞣し、
ワックスやロウを擦り込むことで完成する、元々は馬具用の革のこと。



この財布は内側もブライドルレザーで作られており、浮き出た白い粉は「ブルーム」と呼ばれる
ブライドルレザー特有のもの。

通常、内側はヌメ革で作られている財布が多いです。



日本製なので、日本のお札も余裕を持って収納可能。
上にも書きましたが、ホワイトハウスコックス製の革財布はドル・ユーロ札ベースで作られて
いたため、1万円札がかなり入りにくかったです。



この白いブルームは、布で拭いてあげると綺麗に除去出来ます。
財布本体の色味は年数が経過すると「エイジング」と呼ばれる現象が起き、
深みのある濃い色へと変貌していきます。



そして個人的に好きなのがこの断面部の仕上げ。
バツンと思い切って裁断されている仕上げになっており、ここから摩擦で革が痛んだりと
いうことが起きにくい作りになっています。

手触りもよく、とても気に入っているポイント。



これは以前まで使っていた、Amazonで3500円ほどで売られていたEDWINの長財布。
「本革」という表記はあるものの、「使われなかった部分の革をミンチにして固めた革」だそうで、
それって本革って呼べるんかい!という…。



使い勝手は非常に良かったのですが、やはり安い商品なので摩擦などで表面が破れてきます。
使用は確か1年ほどでした。



これを今回購入したGANZOのブライドルカジュアル長財布と並べてみると、
その品質の違いは一目瞭然でした。1年経過後と新品の皮革ではありますが、
みなさんの目にもどちらがいい品物かははっきりと見て取れると思います。



ちなみにEDWNの方の財布はエイジングによる色の変化などはほぼ無かったと思います。

Amazonでは得体の知れないメーカーが「貴族が愛用した~」とか「○○世紀から続く伝統の~」
といった大層な謳い文句でそれほど完成度の高くない革財布などを売ってたりしますので、
注意して下さい。。



このブライドルカジュアル長財布、欠点が無いのかと言われると
「防水性がないので水滴がつくと跡が残る場合がある」という点と、「最初はやや硬いので
お札が取り出しにくいかも」という点くらいでしょうか。

それ以外は特に欠点らしい欠点は見当たりませんでした。

また正規店で購入すると「1年間の無料保証カードが付属する」というのも大きなポイント。
裁縫のほつれや通常使用による破損などは無料メンテナンスを受けられます。

ヤフオクなどではなく、GANZOのオンラインストアか若しくはデパートでの購入がオススメです。

続いてコードバン純札入れ紹介

続いてこちらは「コードバン」と呼ばれる、馬のお尻のあたりの革を使用したお札入れ。
父の日のプレゼントに買いました。



こちらは内側がヌメ革製になっています。
タンニン鞣しをしただけの、染色や塗装がされていない牛の革のこと。

これも経年や人の指の脂によって、色が変化して行きます。





ここでも上のブライドルカジュアル長財布と同じく、バッツンカットは健在。
本当に手触りがよく、癖になります。

真っ黒に見えますが、色はダークブラウン。濃いカブトムシ的な色をしています。



こちらも新品の状態ではお札入れ部分がやや硬いですが、使い続けているうちに柔らかく
なってくることでしょう。

父親は本物かどうかよく分からないバーバリーの札入れを使っていたのですが、
裁縫も破れてきたり革もシナシナしてきたりと、やや残念な作りでした。。

これが中国で作られたライセンス品なのか、と勉強になりました。


個人的まとめ

今回財布を買うにあたって、特に重要と感じたのが


・ 中国の工場製と、日本やイギリスなどの現地の職人製の品質の違い

・ 各メーカーのこだわりのポイント、価格設定の理由

・ 実際に現物を見て、お札を入れたりなどの試用の重要さ


あたりでしょうか。

特に「手にとってお札や小銭やカードを入れてみる」というのは情報として非常に大きいです。
もしも欲しいブランドの財布がある方は、是非店舗検索などして実際に商品を
手にとってから購入することを強くおすすめしたいと思いました。

やや高い買い物になりましたが、自分は満足の行く買い物が出来ましたので
しばらくはこのGANZOのお財布とともに日々を過ごしたいと思います。

皆様にも相性の良いお財布が見つかりますよう…!



3 件のコメント:

  1. とても勉強になりました。ライセンス品というのがあるのを初めて知りました。やはり良いものは、自分の目で見てみないとわからないものですね。あいろんさんの解説も的を得ていてとてもわかりやすいです。因みに財布は長財布が良いんだそうです。お金が出て行かないそうです〜〜(笑)

    返信削除
  2. 実況で使ってるマイクやキャプチャボード等のレビューもして欲しいです!実況環境とかも知りたいです!

    返信削除
  3. 良い買い物をされましたね コードバンは使うほどに味わい深くなり愛着の湧く一品です

    ゲーム実況も楽しみにしております がんばってください

    返信削除