2016年7月13日水曜日


【ネタバレ考察】INSIDE:インサイド実況プレイ&隠しエンディング到達方法


「LIMBO」を生み出したスタジオPLAYDEADの新作、「INSIDE(インサイド)」。
皆様もプレイされましたでしょうか?

今回は自分の実況プレイ動画の紹介と、更に隠しエンディングの情報を含んだ
このゲームの世界観や、少年の謎について考察して行きたいと思います。

この記事には重大なネタバレが含まれますので、クリア済みの方のみご覧下さい。




あいろんが送るINSIDE実況プレイはこちら

ゲーム自体はLIMBO同様、「走ってジャンプして物を掴む」だけ。
LIMBOが地獄をテーマにしたダークファンタジーだったのに対し、こちらは「ダークSF」な
世界観のゲームとなっています。Steamにて1980円で販売中。




INSIDE:インサイドの世界の考察

さてこのゲームをクリアした、視聴した方の多くは「で、一体何だったんだこの話は?」という
感想を持たれることでしょう。それもそのはず、ゲーム中には台詞が一切登場せず、
プレイヤーに対して何も説明がされない、という作りだからです。

ただこの手法にも「プレイした・視聴した人間の数だけ異なった受け取り方が出来る」という
メリットが存在し、行間を読んだり、あれこれ妄想するのがお好きな方ほど楽しめるでしょう。

ここからは自分がゲームを通して感じた、自分なりの考察になります。
もし「ここはこうでは?」というご意見がありましたら、否定的な意見でも構いませんので
是非お気軽にコメント下さると嬉しいです。


INSIDE:インサイドの世界は一体どんな世界なのか?

この世界は「支配される側とする側」に二分された、管理社会(ディストピア)世界と予想できます。
そして主に「地上」「鉱山や研究施設を含んだ地下」「放棄された階層」の3つに分かれて
いる印象が強かったです(地表に研究施設が一部存在もしていましたが)。

地上では一般人を管理側が捕獲し、そして自我のない労働力と変え、使っている模様。
主人公はそれから只管に逃げつつ、管理側の施設の最深部へと向かって行きます。




地表は彩度も低く、色使いからして「死」のイメージが漂います。
豚のお尻の穴から出ていたピロピロした寄生虫も存在するのですが、
どういった理由でいつ頃地表がこうした状態になったのかは定かではありません。



鉱山のようなエリアでは廃人化してしまったおじさんたちの姿が。
こうしたおじさんたちも、恐らく元々は自我のある人間だったのでしょう。



そして「放棄された階層」。
水没してしまっているエリア、そうではないエリア、その見た目は様々です。
放棄された団地のような場所も見受けられることから、「ある程度以前から人間は
地下エリアで生活していた」という事が推測できます。



進むにつれ徐々に明らかになる研究エリア

地下エリア深くへと進んでいくうち、主人公は「生物実験」としか思えない光景を目にします。
水中での活動に特化した髪の毛ボーボーマンや…




重力が逆転したような空間には「出来損ないの人間」が培養されていたり…



また水中で主人公がオレンジ色のプラグを刺され、水中呼吸の力を手に入れたり。

おじさんを操るヘッドギア、また後述する隠しエンディングのヘッドギアもそうでしたが、
このオレンジの光というのは「生命エネルギー」を意味しているように思えます。

おじさんたちとは脳内の電気信号伝達のような形で、生命エネルギーの受け渡しをすることで
思うがままに操作できたり、水中呼吸の力を授けてくれた髪の毛ボーボーマンもまた、
オレンジ色のプラグを主人公に差し込みました。




髪の毛ボーボーマンについては複数体存在するものと見られ、
この子だけが「味方と思える行動」を取ってきたのでした。

これはもしかすると隠しエンディングで存在が明らかになる人物と繋がりがあり、
先のエリアへと誘導していたのかも知れません。

研究エリアの最後に待っていたもの

そしてやはり衝撃的だったのは、ゲームクリア直前のエリア。
研究エリア最深部でしょう。

異様な外見の人間らしき生き物が幽閉・記録されている、明らかに雰囲気の違う区域。




しかし研究員たちはその奥にある何かの巨大水槽に集まっていました。
主人公がここに入り込んだ事を知っても尚、そんなことは全く気にも留めないといった様子。

「何かとてつもなく重要な研究に変化が見られた」という雰囲気でしたね。




そして少年がその巨大水槽に入り込むと、そこには人体が幾重にも融合したような物体が。
そこにはエネルギーを送受信するためと思われるプラグが差し込まれていました。




で、主人公がこの肉塊に吸い込まれてしまい、ムチムチ神へと変貌してしまいます。

ただここで重要なのは、「研究員はムチムチ神に敵意を抱いておらず、
むしろその行動、学習能力を観察しようとしていた」という部分。

駆除しようと思えばいくらでも駆除するチャンスはありましたし、
下の画像などのシーンでは明らかにムチムチ神に手を貸してくれていました。





そして問題のラストシーン。

ムチムチ神はバリケードを破壊して外の世界へと転がり出た後、
恐らく川か湖のほとりで動かなくなってしまうのですが、そこには一筋の光が。

ここでゲームは終わるのですが、
「これ一体どういう話だったの?」と多くの方が思ったことでしょう。



ラストシーンの意味とは

ここでラストシーンの意味について考えてみましょう。
個人的な見解は、動画の33:30~あたりから。



ラストシーンで特に気になったのは

■研究員たちはムチムチ神を外へと誘導していた
■「研究の成功」を感じさせる内容だった
■ラストシーンの光も「救済・安らぎ・温もり」といったプラスイメージを感じさせる
■ムチムチ神は少年の意のままに操縦でき、運動性能も高い

といった要素でしょうか。
これらの情報を組み合わせると見えてくるのは、

「ムチムチ神は死の世界となってしまった地上でも生活が可能な上位生命体、
もしくはパワードスーツのようなものだったのではないか」という事。

つまり地下で生活していた人々、特に研究エリアの方々は、
何とか地上や水中でも生活が、活動が出来ないかと日々研究を続けていたのでは
ないでしょうか。その結果完成したのが、あのムチムチだった。

ムチムチは操縦(一体化?)が可能で、無事に機能したことで
ここから人類の未来に一筋の光が見えた…というオチなのかなと。







で、書いていてふと疑問に思ったんですが、地上にたくさんあったあのポッドは何か?
というところがそういえばまだ良くわかっていなかった事に気が付きました。



トラックに大勢の一般人が積まれていた時もすぐ側にポッドが無数にありましたが、
ケーブルが何処かと繋がっているところを見ると、もしかしてあの一般人たちも
このポッド内で作られたりした人間で、それを収穫していたのでしょうか。

農場には寄生虫がいましたが森林には敵と思われる生命体はおらず、
人間の養殖が比較的簡単に行える、という設定も無くは無さそうです。

そして衝撃の隠しエンディング

そしてこのゲーム、通常の方法では見られない「隠しエンディング」が存在します。
その動画がこちら。




隠しエンディングの到達方法は

「壊すと実績解除される13個のプラネタリウム的な装置を全て破壊した後に、
最後の巨大なプラネタリウム的な装置を破壊し、その状態で
トウモロコシ畑の地下室へ行き、レバーに「左左左上上右左右右右上上上右」と入力する」

というもの。



そこで何が待っているのかというと、誰も居ない研究室と暗室があり、
そこにはあのオレンジヘッドギアに繋がれた無数のケーブルと、パソコンがあるんですよ。




で、ケーブルが繋がれてるんですね。オレンジの。




これを当然抜くしか無いわけです、すると…




なんと少年の身体から力が抜け、働く傀儡おじさんのような姿勢で
その場にへたり込んでしまい、画面が暗転してタイトルへ…という衝撃的な結末。




つまりはこの少年も傀儡、意志エネルギーの入れ物・容器であって、本体は恐らく
このトウモロコシ畑の地下で密かに研究を行っていた研究者なのでしょう。

彼が一体何処にいるのか、そもそも人として実体を今でも持っているのか、
真の狙いは何だったのか、少年は作られた存在だったのか、
これで疑問は更に増える形になってしまったのですが、
これにてINSIDEのストーリーは幕を下ろします。


少年が施設の内側(INSIDE)へと足を踏み入れていく。
そしてムチムチの中(INSIDE)へと引きずり込まれ、一体化してしまう。
更に少年自身の内側(INSIDE)にもまた別の誰かが存在していた。

これがINSIDEの結末でした。


海外サイトなどでは「主人公が精子、ムチムチコアが卵子で、受精の過程を描いている」と
いったような見方もあるようですが、個人的にはそれはこじつけ要素が強いかなと。。

「新しい生命の誕生であること」には間違いないですが、テーマとして受精を描きたいのであれば
プレイヤーキャラが1人だけでひた走るという点で実際の受精と大きくかけ離れていますし、
主人公が何かの一部にとりこまれる類のお話であれば大体がそう形容出来てしまいます。

それと日本では馴染みのない神話や都市伝説、聖書などの一部がモチーフにされていた
場合は、流石に日本人には分からない部分も出てきますので、当然今回の自分の考察が
確実に正しいとは言い切れませんし、言い切るつもりもありません。

映画「ハート・ロッカー」が実はブッシュ政権批判のメッセージ性を帯びていて
それが分かる人にしか分からないようになっている、という話がありますが、
もしかするとそうした、「一見しただけでは分からない要素」を含んでいるのかも知れません。


最後に


このゲームに対して「意味不明な上に1980円は高すぎる」という意見をとなえる方を
否定するつもりはありません、LIMBOも確か1200円という価格設定で、
「これだったら映画を見たほうが良い」という感想を持った方もいました。

確かに自分が「ゲーム性だけ」を求めるタイプのゲーマーで、
あれこれ考察したり、妄想したりという事をしないタイプの人間だったら、
もしくは10代のお金がない時だったら、「なんだこれ?」といった感想で
終わってしまっていたかも知れません。

ですが行間を読み、世界の描かれていない部分を想像しながら、
この退廃した管理社会をひとり駆け抜けた記憶は、
今となっては自分のINSIDE(内側)に強い記憶として残りました。

あなたはこの物語に対して、どんな感想を持ったでしょうか?
何をどう感じるか、どう受け取るかは人それぞれ違いますが、
きっとこの作品が忘れられない1作になった方も少なくは無いでしょう。

ご意見・ご感想・ご質問などありましたら、お気軽にコメントか、もしくは
Twitterにリプライ下さると嬉しいです。

https://twitter.com/ironboy1203


46 件のコメント:

  1. 動画拝見させていただきました。隠しエンディングまで見て思ったのですが、主人公は途中で水生人間?にプラグを刺されて水の中でも息ができるようになります。あの時点で主人公は死に、コントロールがコーンフィールドの研究者に移ったのではないでしょうか?

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  2. >tektさん

    コメントありがとうございます!言われて初めて気が付きましたが、確かにあの水生人間にケーブルを刺されるシーンで一度死に、そこで研究者の意志で動く操り人形になってしまったとも考えられますね。死んだのかそれとも呼吸を可能にする生命エネルギーを注入されただけなのかは、これまた推測でしか語れない部分ですね。。

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  3. やってみて不可解な部分が非常に多かったのですがironさんの考察である程度理解できました
    ありがとうございます

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    1. こちらこそありがとうございます!

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  4. insideを見てて思ったんですが黄色の帽子みたいなのをかぶった時にはおじさん達が付いてきていて、水生生物にプラグを刺された時には魚が主人公の後を付いてきています、つまり人間用の帽子をかぶった時はおじさんが、水生生物にプラグを刺された時は魚がということはあのプラグは両生類用(魚用だと陸上では呼吸出来るはずがないから)で主人公はあの時に両生類に切り替わったのでは無いでしょうか?そして隠しエンディングの方ではあのプラグは人工人間を作るための人工人間になってしまったのでは?
    長々と書きましたが何が言いたいかと言うと主人公は生き残りの人間で人間用の帽子みたいなのは研究者達が人工人間を操るためのもので水生生物に刺されたプラグは研究者達が人外を操ろうと考えた結果みたいなもので隠しエンディングのプラグは人工人間を作るためのものだと思ったわけです、プラグは帽子と違って人体に刺してる訳ですからそのものになってしまうんだと思います(人外だったら人外になるみたいな)
    以上が自分の解釈です、とても部分的ですし語彙力が無いので意味不明かも知れませんがご了承ください
    最後に主人公をバラバラに吹き飛ばすくらいの衝撃波が飛んで来る部屋にに着いてはどのように解釈してますか?良ければ聞かせてください

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    1. 衝撃波については明確な情報がほぼ全くないので完全に推測でしか語れませんが、雷などの自然災害としての衝撃波なのか、もしくは人為的な兵器の爆発なのか、まずそこで2択だと思います。
      自分もどちらなのかは断言出来ませんが、そこで核実験のような形で人形を置いて衝撃テストをしていたので、「今は実験場として機能している」ということだけは間違いないと思われます。

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  5. いろんな考察見ましたが、一番しっくりきましたねw
    さすがですw
    こういうゲームは考えたりするのも醍醐味だと思います!ありがとうございました!

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    1. ありがとうございます~!考察でしか語れない部分が多い、というのも魅力のひとつだなと強く感じた作品でもありました。他に支持されている考察なんかも是非読んでみたいですね。

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  6. 少年が塊魂であれば、プレイヤーが研究者という捉え方もできますね

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    1. 僕もそう思いました。奥にはパソコンがあったし、ヘッドギアには沢山のコードがついていたので、プレイヤーの事を表しているのかもしれないですね。

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  7. コメント失礼いたします。序盤の突進する豚に入り込んでいたものについて(ここでは「寄生虫」とのように触れていますが)ですが、見返してみると少年が最後に入り込んだ肉塊にあった手足に酷似しているように見えます。肉塊が高い位置から落下する度にもがれた手足とも動きがそっくりのようでした。
    他の死んでいたものとは違い一匹だけ動いていた豚と、傀儡システムに関係があるのではと感じるのですが、いかがでしょうか?

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  8. 上の方のコメント読んだのですが、あの寄生虫のような生き物が前作のlimboにもでてきていて、主人公が取り憑かれて操られることから、あの寄生虫は普通に存在していて、それを研究者たちが利用して、人を操る装置を作ったのではないかと思いました。

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  9. Insideの少年が森から出てくるのは、limboの少年=insideの少年では?と思っているからです。

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  10. はじめまして。
    とても浅はかな考察かもしれませんが、最後の主人公が転がり落ちて動かなくなるシーンの事でコメント失礼します。
    あれは生まれてすぐに死んでしまった死産を意味するのではなく、人生を謳歌して力尽きたのでは、と考えてみました。
    坂道を一瞬で転がり落ちる様が、夢中で生を駆け抜ける一生のように思えました。
    生まれる前の記憶は当然ない訳で、それゆえに生まれ落ちるまでの困難さをゲーム中で語っているように思います。
    というか、死産や障害などの結末では悲しすぎるのでこんな結論に至りました。
    長々と失礼致しました。

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  11. 私は出産などではなく、主人公が塊魂の中に入ることで、それを止めて世界に平和がもたらされる。だから、一筋の光が見える、、、ということではないかと思いました。しかし、塊魂が悪意のあるものだと考えると、なぜ研究員の人たちが助けていたのか、辻褄が合わないのでやっぱりちがうのでしょうか??悲しいラストだったので、主人公が世界を救った、、、ということにしたい!という願望も含んでいます。ど、どうでしょうか???

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  12. コメント失礼します
    最後の転がり落ちるときの森のプラモデル的なのが研究施設のガラスケースぽいもの(#4 20.06のところ)にあったんですがそれもなんか関係がある感じですかね…?
    研究者は予想していた的な…

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  13. 隠し部屋のケーブルは少年とプレイヤーを繋ぐケーブル何じゃないかなと思えてきました

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  14. 主人公を操っていたのは機械説を推します。

    隠しエンディングの内容を素直に受け止めると、主人公は何者かに操られていたことになりますが、
    操られていたとすると、明らかに違和感なのが動きの違いですよね。

    労働者を主人公が操った時はゾンビのように虚ろな動きでしたが、操られているはずの主人公は人間と何ら変わらない動きをしている。

    つまり、ケーブルが多いと操りに関する精度が上がっているわけです。
    だったら、主人公を操っている人間が複数人なのかと聞かれると、違うと考えます。
    一人の身体を複数人で操るものなら多分まともに動けないんじゃないでしょうか(推測)

    よって私は、主人公を操っているのは高性能なコンピュータAIかなんかだと考えましたまる

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  15. とてもしっくりきました。素敵な考察ありがとうございました!

    それと、「INSIDE」には、「お腹の中」という意味もあるという話を聞きました。

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  16. 最後のムチムチ神?面白いネーミングですね。
    あれについてですが、私は新人類やパワードスーツというよりは高性能な労働力の様に感じました。

    少年が入る事で動かせるならば、廃人が入っても動く。
    廃人が複数で行う作業をムチムチ神1体で行える、というような。
    人間は姿に固執したがるので支配する側はムチムチ神にはならないのでは?と考察致しました。

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  17. 主人公は精子、あのでかい球体が卵子で、新生児ができるまでの精子の冒険を
    表しているように感じました
    ゲーム名にもある、インサイドとは、母体の中での出来事を表すためだと感じます

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  18. 少年が取り込まれたのも、受精を表してるんではないかと思います

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  19. 少年が取り込まれたのも、受精を表してるんではないかと思います

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  20. あの爆発はなんだったの?(゜Д゜≡゜Д゜)?
    あれを最初に見たときは色々な考察が浮かんできた。

    1.原子爆弾の核実験?
    2.この先に衝撃波をうみだす強敵が?
    3.対衝撃の人体実験?
    4.侵入者避けのトラップ?

    様々なことが思い浮かぶのですがあなたの考察を教えてください!

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  21. 研究所の人々が「明らかに味方をしていた」と書いてありましたが、ここのみ同意しかねます。
    暴れだしてしまい物理攻撃では太刀打ち出来ないので、最後の水槽に誘導しようとしてたんだと思います。
    助けようとしてたなら水槽に誘い込んだのはおかしい…
    壁をはいで脱出は明らかに正規ルートではないですし、研究員側の誤算で脱出してしまったんだと思います。

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  22. 主人公が追われる理由って、もともとムチムチ神の核にするための実験体だったから・・・じゃないかなと感じました。もともと捕まっていて、ひょんなことから脱走したとか(意思を持った特別な人形?)
    結局自分からプニプニ神のベースとなってしまい、研究員の手に負えなくなり、水槽に隔離するが脱出。最終的に外に誘導され、そして力尽きる感じに見えました。
    隠しEDでは自分も同じ人形でしたってそのままのオチじゃないでしょうか?
    髪の毛ボーボーマンは、主人公が脱出しなかったなら別の手段で水中対応型に改良されてたのではないでしょうか。脱走したのでボーボボを研究員の一人が操作してバージョンアップしたとか。
    もう一回見直して考えてみたいと思います(プレイしろって話ですが)

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    1. あと、ひよこや魚(魚はバージョンアップ後)ついてきたのはなにか波長的なのがあったのかもしれないですね。
      豚についてた寄生虫みたいなのは人形を操るためのアンテナみたいなものではないのかなと思いました。操作してないのに動いた理由はよくわからないですけど、攻撃してきたように見えたのはただ少年に「寄ってきた」だけで勢いあまっただけだったりして・・・

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    2. 主人公は核にするため存在ではないと思います、理由は序盤の敵は普通に殺しにくるから、多分主人公が肉塊と融合することも研究者の想定外だと思います。

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  23. 最後の肉塊があの荒廃した世界を豊かな世界に戻してくれる浄化装置になるんじゃないかなぁ。
    研究員も期待のまなざしで見守ったり外に出る手助けをしたりしてたし。
    少年を殺しにかかっていたことを考えると最初は破壊するつもりだったのか?

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  24. 先ほどプレイし終え、こちら読ませていただき、大変参考になりました。

    しかしひっかかるのが、「荒廃した世界」という前提が間違っているような気がします。

    森の警備員はマスク等していないし、外でコーンが育っていました。大気汚染はなさそうです。

    なにより、荒廃した街も沈んだ研究施設も、立ち入り禁止区域内⁽森の警備と柵から判断して⁾にあっただけのことですから、全世界が荒廃しているわけでもないのではないでしょうか。天気はあいにくの雨でしたが、もし晴れていたら印象が違ったかもしれませんね。

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  25. Youtubeのコメントで知ったんですが
    通常エンドの光景と全く同じ模型が研究所内に在ったこと
    がめちゃくちゃ気になってます(気づいた人スゴイ)
    皆さんはどう解釈されるでしょうか

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  26. 先ほど、insideの実況動画を隠しエンディングも含め、見てきました。
    主さんの考察、私とは見る視点も違って気付かされる点も多かったです。
    ラストの普通の方のエンディングですが、それまでに出てきた黒長髪の水中人は光に弱かったのであのムチムチ神も光が弱点で死んだのかと思ったのですが、そういう考えの人が見当たらなかったので一つの見方の解釈としてコメントしました(笑)

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  27. プレイし終わり、動画も拝見しました。
    いろいろな感想を得られる面白いゲームでしたよね。
    主人公が精子の考察は私も感じました。
    あくまでその隠喩も一つの要素として意識し制作しているのではと。
    とくに、変化したのち誘い込まれた水槽ないの底のデザインが
    そのまま女性器であり、研究所で着床 卵管を通って膣 そして外へ
    という流れなのではないかと感じました。
    ほんと面白いゲームで、皆さんの考察も含め楽しませてもらいました。
    ありがとうございます

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  28. とっさに思い浮かんだことなので、穴だらけの考察になると思いますが、思いのまま書かせていただきます。
    途中までの考察は主さんの話で納得をしています。
    ラストの終わり方ですが、(隠しエンディングを踏まえて)少年もただの器だったとするならば、最終的に転がり落ちて死ぬなんてありえない話です。生きていないのですから。
    きっと、何か目的を果たしたから、やめたのではないでしょうか。

    社長室?にいる人間(社長?)だけは、ムチムチ神に怯える姿がはっきり作り込まれていました。
    そして、どれだけの研究員を踏み潰してもエフェクトも何もなかったのに、
    社長を殺した時にだけは鮮明に映された血。彼の死だけは、大きな意味があったのでしょう。

    平和的考察をすると、研究員たちはこの世界のルールに不満を感じていた。
    このルールを作り出したのは社長であってため、研究員はトウモロコシ畑で密に研究所を設け、社長を殺すため少年わ操作、もしくはプログラミングした。
    少年はムチムチ神と一体化し、社長室へ向かう。
    研究員たちはムチムチ神が救世主だと気づいていたのだろう。
    そして社長を殺し、外の世界へ転がり落ちる。
    少年は全ての使命を果たし、コードを抜いた。

    ちなみに、隠しエンディングでは、自分の意思でコードを抜くなんてありえませんから、
    途中で計画がバレ、社長がコードを抜いた。
    というものを想像しました。

    思いつきではありますが、自分的にはいい感じじゃね?と思っています。
    長文失礼いたしました。

    返信削除
  29. 主匿名です。
    誤字が多くて申し訳ございません…
    ×このルールを作り出したのは社長であってため、 〇このルールを作り出したのは社長であったため、
    ×社長を殺すため少年わ操作した 〇社長を殺すため少年を操作

    失礼致しました。

    返信削除
  30. 先程今日買って7時間で隠しエンディングまでやりきりました。

    世界観設定は、多分コレっていうのはないと思います。
    ゲーム的すぎる部分も多く、それを抜きにしてもなんか「夢の中」という感覚がなかなか払拭できないんです。
    とりあえずきになったところをば。
    ・仮面をかぶった管理側。作業員、監視員、一般人が見受けられるが、これは傀儡との区別の他に傀儡操縦機能(ヘルメットと同じ)があるものと思われます。
    そして、外で仮面をかぶらずしかも操縦に応じない場合、一般人は殺しにかかってきます(倉庫で傀儡が運び出されるところで捕まったときは悪意バリバリで首絞めてくる)。
    そういう社会ルールがあると思われます。ただ、それは地上だけで研究所ではそういうことはないものとおもわれ。

    ・一周目と二週目の概念があると思われます。
    一周目こそはコメントにもあった研究所で死んだ描写のあった人物への恨みがあったと思います。
    ただ、隠し部屋に行くためには全部の装置のコアを抜き最後の装置の中の何かを抜かないと、コマンド入力すらできない。
    開けるためにはそこに戻らないといけないがずっとはるか遠くと思われる。開けることのできるようになる二週目以降。それはプレイヤーが操作してるってことで。
    だから隠し部屋のヘルメットにはあんなにコードが付いていたと、本来は研究所を追い出された一周目研究員がかぶっていたのではないか。

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  31. 研究員たちは助けていたのですか?
    途中罠のように箱の機械をぶら下げて掴もうとした瞬間床の扉を開けて水に落としていますが、、、(水の中で壁をこじ開けて脱出しますが)
    単純に研究員が人間で研究していて暴走してしまった塊を罠で閉じ込めようとしたが失敗して塊側も脱出に失敗し死んでしまっただけなのでは、、、?
    ヘルメットに関しては人間を操作出来るようにするもので途中まるでテストのように人間をジャンプしてみせたりどこまで操作できるかテストしたり、、、
    最後の塊も操作しようとヘルメットを指していたのだがなかなかうまくいかず、そこに主人公が入ってきてヘルメットを外して研究員にも予想外な少年を取り込むという動作をして逃げられそうになると

    隠しエンディングについてはよく分からないので適当ですがどこかの研究員が少年を操作して研究を阻止しようとしてたか何か目的があってわざわざ地下に隠れてヘルメット操作してたのかなーと

    髪の毛モジャモジャマンはわかりません、ほかの方の考察に委ねます

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  32. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  33. はじめまして
    かなり遅れてのコメなので返信無くても大丈夫です(^^;)
    2巡目やってて「あれ?」って思ったのですが
    この少年、初めから頭の天辺だけ髪を剃られてませんか?
    まるでヘットギアを付けられる様に・・・

    返信削除
  34. はじめまして。
    いろんな方の考察を俯瞰して拝見しつつ、どれも説得力があって引き込まれます。受精はどうかな?と最初は思っていたのですが、でも確かに精子は卵子にたどり着くまでとても大変だと聞いたことがあります。卵子にたどり着かずに役目を終えてしまうのが何億個?もあるとか。
    あとは水生生物に指されたプラグですが、あれをへその緒だと思うことはできないかなぁと。皆さんのように論理的な推理ではなくなんとなくの推論で申し訳ないです。

    返信削除
  35. はじめまして。色んな方の考察を見てなるほどと思いました。ここは絞ってボーボーマンについて私が感じた事です。
    この髪の毛ボーボーマンは子供の実験体で、知能が全くないボーボーマンと、知能が若干残ったボーボーマンができた。子供である為さみしい、仲間が欲しいといった子供らしい考えがあったボーボーマンが少年を自分と同じ仲間にしたくてプラグを差したのかなと思いました。泳ぎが活動的な少年のような感じもあったので。それまでは少年はコントロールされていない状態だった。そのプラグによって始めて電気信号を受け取れる、つまり操作出来る状態になった。とか。わかりにくくてすみません。

    返信削除
  36. はじめまして。実況動画で興味を引かれ超遅ればせながらプレイしたんですが、なかなか妄想推測想像の余地がたくさんあって楽しいゲームですね。
    私がプレイして気になった点といえば操られ人間(?)たちです。
    まず一点、「下層の二人」で操ることになる人は水中状態がいくら続いても機能停止せず、気泡も見られない=肺呼吸を必要としない、と思われること
    二点、20人扉の人足集めで明らかに死亡が避けられない高度から落下した人でもその後支障なく機能している
    三点、ばらばら死体のパーツ状態になっていても主人公が近づくと反応を示し、また一見機能停止(死亡)している様に見えた死体でも光が当たった時のみ極めて機械的な反応を示すこと
    四点、水没エリアや培養施設内で散見される人から、しばしば寄生生物がはみ出て且つ動いていること

    返信削除
  37. 主人公は一人しかいないので受精説はないのでは?とのことですが、幾度となく死んでいずれ核に辿り着くというのは受精のメタファーに思えます
    一回死んで、二回死んで、三回死んで…最終的に肉塊になれる幸運な少年は何回目の彼でしょう?
    何億という精子の中から卵子に着床して人になれるのはどの精子でしょう?
    ゲーム内世界の設定は別として、この物語が受精を暗示していると(私は)感じます

    …もしかしたら大枠になんらかのコンセプトがあるだけで、細かい部分は大した意味や整合性はなかったりするかもしれませんね
    それでも多くの人が世界観に惹かれてああでもないこうでもないと推測する
    プレイヤー達が設定を創るゲームなのかもしれません

    返信削除
  38. ムチムチ神となって社長を窓際に追い詰め、圧殺するシーンですが、しばらく放置すると社長が部屋の奥に逃げて不殺のまま次へすすめるのですね。

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  39. 明確な答えが無い以上、どんな解釈や推測もぜんぶがこじ付けでしょう。自分の意見だけはそうじゃないかのように論じるのは詭弁だと思います。あ、受精説の話です。

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  40. INSIDEは、一般的なゲームプレイヤーと開発陣の関係をゲームというコンテンツの歴史を背景に描いていると私は思いました。
    役割として
    少年=プレイヤー
    肉塊=他のプレイヤー達
    背景の人々=開発陣
    と考えると、最初はプレイヤーのソロ(少年)でゲームをプレイする。
    追いかけられたり襲われたりするのはゲームの歴史を鑑みるとゲーマーは世間からの風当たりは強かったなと。同じような動きをしないといけない場面では一本道のRPGにありがちな他のルートには行かせませんと言っているようなものかなと思いました。
    ときには他のプレイヤーを装置で操って疑似協力プレイ、水中でおぼらせられて何かしらの能力を与えられたのは開発陣によるバグ修正またはアップデート、もしくはゲームコンテンツの進化という喩え、(水中でも活動ができるというのは不可能だったことが可能になったということの喩え)
    肉塊という他のプレイヤー達を監視していたのはMMO等のオンラインゲームの開発陣の行為、プレイヤーが肉塊を開放したのは開発陣によるクエスト消化ゲームではなくみんなで協力プレイをしたい(していったというゲーム史の流れ)という表現かなと。
    そしてプレイヤーは他のプレイヤーと共に一にして全、全にして一というゲームプレイヤーとなり、開発者がゲームプレイヤーをどう見ているのかがわかるような構図にしたのかなと。だから敵対せずに協力するし見ものにもする。
    プレイヤーはゲームプレイヤー達(=肉塊の一部)となって施設から脱出する。開発陣が用意した(見慣れた)舞台からまだ見ぬ舞台へ。
    開発陣はその行為を否定せず、逆に協力する。ゲームプレイヤー達がどうするのか、何を成すのかを見たいから。(ゲームの歴史という観点からしても)
    でも最終的に脱出したが、そこには何もなかった。そこでプレイヤー達は気づく。プレイヤー達だけでは何も遊べないんだ、開発陣が舞台を用意してこそ遊べるのだと。もしくはここから先はどんな世界があるのか、ゲーム史の未来へ期待!プレイヤーは次の舞台を待っているぞ!という感じだろうか。
    隠しステージはプレイヤーはわかっていて、あえてプレイしてやったんだぞ、だから少年をプレイしてたんだ、これで終わりだぞ(でも結局プレイしたよね by inside開発者)という皮肉というかなんというか…そういうことを表現したかったんじゃないかなぁ。


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